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地域解説

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ヴェスティア地方

ヴェスティア地方

 大陸最西端に位置する広大な森の広がる地域。

北西部はかつて人間とエルフとの間に結ばれた条約によって「不可侵区域」と定められているらしく、迷い込んで戻らない者が多いと噂される「樹海」が広がっている。一方、比較的セントラーレ地方に近い森は近年開拓地として発展しており、他地域の社会からあぶれた弱者や、一攫千金を狙う野心家などが集う。

 ヒトに踏み荒らされていないためか貴重な遺跡や珍しい動植物なども数多く存在する反面、未開の地ということもあって危険も多く、一年ほど前(※本編基準)に開拓村アインスにギルドが設立されるまで魔物に襲われる被害なども多かった。

 

シュッド地方

シュッド地方

  大陸南東部に位置する砂漠地帯。

大陸内で最も治安の悪い地域であり、十数年前にこの地を実質的に治めていたチャーチ家が滅亡して以降は闇市や暗殺ギルドなどが幅を利かせる無法地帯と化した。一方でパワースポットと称される観光地や遺跡なども点在しており、「住めば都」と考える住民も多い。また、この地に古くから住まうシュッド人(※2)と呼ばれる浅黒い肌を持つ部族たちは温厚で、旅人や学者、果ては浮浪者までも温かく受け入れる。

※2:種族を問わない、この地域の住民特有の外見的特徴を持つ者を指す。

ヴァルハラント地方

ヴァルハラント地方

 大陸南西部に位置する極寒の地。

年間を通して雪が降り積もり、非常に厳しい環境であることから、人間よりも強靭な肉体を持つ獣人の人口が多い地域。この地に古くから住む獣人たちはエルフに次ぐ大陸最古の種族と呼ばれており、フュンフ霊峰の麓で静かに暮らしている。

 厳しい環境と閉鎖的な空気がそうさせるのか、他地域の獣人と比べて気難しい者が多く、よそ者を嫌う傾向がある。また人狼を非常に忌み嫌い、魔術を扱う者を「魔族」と呼び忌避するなど、他の地域にない価値観が存在する。

アズマの地

 大陸最東端、オストゲート(境界峠)を越えた先に位置する異国の地。

西方との行き来がなく、それゆえに独自の文化や技術が根付いた。かつては領土争いなどの戦争が絶えず、今も各地にその爪痕が残されている。結局のところ、戦の勝者による統治は成されず、戦の時代のさなか、突如として湧きだすようになった「瘴気」により大地の多くが汚染されたことで、皮肉にも「生き残りたちが協力し合って集落を築く」という現在のアズマの地が成立した。

 西方との往来がほぼ存在しないにもかかわらず、不思議な伝承が伝わっており、また彼らも「魔族」を知るようだ。

 環境故か、アズマの民はやや短命な傾向がある。

アズマの地

セントラーレ地方

 大陸の中心に位置する、大陸内で最も治安の良い地域。

セントラーレの中心部にある「学園都市フィーア」を首都とし、学園と都市が一体となっている。セントラーレは3つの侯国から成り、騎士精神のもと宝剣に忠誠を誓った3勢力が(表向きは)互いに協力し合いながらそれぞれの領地を治めている。

 実際には派閥による争いが激しく、政治面はもちろん、学園の運営方針などにも候主の影響力が強い。現在最も力を持つのはオルブライト候であり、魔術至上主義の傾向から、魔術の素質を持たない住民たちや、学園の魔術科以外の学科に所属する学生からも不満が出ている。

 セントラーレの候主はオルブライト家フェルディナント家ロックウェル家から成る。かつては南部ズューデン領を治めるチャーチ家を含めて4候主だったが、チャーチ家は20年ほど前に滅亡した。

 なお、4候主(現在は3候主)間では、歴史上たびたび政略結婚が成されており、固有属性にその影響が隔世遺伝的に表れることは珍しくない。

セントラーレ地方

北部ノルデン領

 オルブライト家が治める領地。司るアニマは炎。

セントラーレにおいて最も力を持ち、数十年にわたり騎士団長を務める一族でもある。人間でありながら魔術の扱いに長ける者が多く、術師としても騎士としても非常に優秀で民からの信頼も厚い。反面、実力や能力を魔術の素質で測る「魔術至上主義」の傾向が強く、反発も招いている。魔術至上主義に異を唱えるフェルディナント家とは仲が悪い。現在の候主はプラノールの父、ルートヴィヒ・オルブライト

東部オステン領

フェルディナント家が治める領地。司るアニマは水。

数年前に候主が逝去し、現在はアシェロ・フェルディナントが候主として領土を治めている。女性で年若いながら、他の候主と対等に意見を交わすなど、周囲からは非常に期待されているが、当人は女性であることと若さゆえに、男社会の騎士団内でやや軽んじられる立場にあることに頭を悩ませている。オストゲートの立ち入りや海域の管理もしており、渡航者や漁師、船乗りなどとも繋がりを持つことから、意外な場面で顔が利く。

西部ヴェステン領

  ロックウェル家が治める領地。司るアニマは地。

未開の地であるヴェスティア地方のごく一部も管理しているため、統治者の存在しないヴェスティア地方の実質的な領主でもある。ただし開拓村より以北の不可侵区域は管轄外。 現在の候主はクレメンス・ロックウェル。フェルディナント家とは古くから仲が良く、彼の子息であるクラウド・ロックウェルはフェルディナント家のアシェロの補佐役となっている。

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